土曜のとちぎケーブルテレビの碁の反省～その1

予告通り先月末の大会のひとり反省会を始めようか

まずはこの碁



俺の黒番でスタート

右上隅以外は全部小目でしかも3隅とも1間高ガカリっていう

ちょっと珍しい感じの立ち上がり

右下隅の下ツケに白は雪崩れて黒はおとなしい手を選んでいたんだけど

9にハネられたところでちょっと困った

ハネの意図はAに受けるとBにハサミますよという事

単にハサミだと適当にしのがれた後に

右下に黒からのハネが残ると甘いと思ったようだ

9のハネが1本利くだけで地はカライからね



利かされを嫌って受けずに左下のカケツギに回って反発

単に4なら2にツグつもりだったんだけどこう打たれると

Aの断点の守り方が悩ましい



カケツギで打つのはハネアテを決められるだけでも相当悔しいので却下



できる事なら1に押して△のダメ詰まりを強調したいところなんだけど



キリからノビられると攻め合い等も含めて結構やっかいそうなんだよね



とりあえず黒は隅をハネるしかないんだけど

この後白がAもしくはBと断点を守った時にCのカケを打てるかどうか？



まず白がAの方をかけついだ時のこの攻め合い



抜き跡に何度も打つので数字は省略させてもらうけど

外の断点を考慮せず単純に攻め合うなら

△のキリが入るので攻め合いは黒が1手勝てそう



ただし白は外の断点の味を見てくるからそう簡単でもない

Aからの出切りとからめたり単にBノビからでも△の星が腐ったり

結構黒が大変そうだと思う



次に白が最初の図のB(2線側)にかけついだ場合

Aの時と同じように進むなら今度は白の攻め合い勝ちだけど・・・



単に伸びる手が厳しい

AとBがおそらく見合いで△とロがピンチだ



Aの断点を守ればカケから4にハネられるので攻め合いにもならない



Bのカケを防げば2のキリからどちらかの白が取られてしまうだろう

というわけで白は



この図で来るだろうと思われるが

この先の進行で黒が良くなるようには思えなかったので



押さずに1に守りました

部分的には白が良いと思います

あ

この大会は30分切れ負けだったので序盤そうそうに

あまり時間を費やせなかったのも妥協した理由の一つです

俺的には2で3に押される方が嫌でしたが

これでも白は十分と思ったのだと思います



その後黒は1のケイマと3のツケを利かして5のヒラキ



しかし今思うと△が利いたので左下黒に急な攻めは無さそうなのだから

左上に先着するのが良かったような気がします



ちょっと進んでこの場面、黒は△を取り込みましたが

上辺周辺が色々と薄い

Aの抑え込みがすごく怖かったのですが

実戦はBCを決めてDのキリで来られました

Aのオサエには



こんな風に打つよりないと思うのですが

結構黒怖いんじゃないでしょうか？



そんなわけで実戦の進行はちょっと嬉しかったですね

1の押しと2のハネで黒は味の悪いところが無くなりましたから

で3のキリなんですが



シチョウ追いかけるようにして中央△3子を切り離すのは

第一感ではあるんですが上辺の白地も大きいうえに黒が後手なので

左辺消しに回られて形勢に自信が持てないです



なので実戦は抱えずにノビ白はコスんでちょっとだけさっきの図より

白地が少なく黒のダメも詰まっていない感じで三子を切り離せました



白はコスミじゃなくてノビの方が良かった気がしますけどね

上辺を地にして中央切らせても左辺まわって

いけそうってのもわからなくはないけどね



で左辺に白は先着して黒がどうするか？

ここもかなり悩んだのですが

△が復活されると黒もいじめられかねないので



一度中央から打ちその後左下を利かしに行った時に反発されて

またややこしいことになりました

全部見てると長くなるので決め手のシーンへ移ります



白がハネツギで地をがんばったところで



Aのハネが決め手！

この手で△の白2子が落ちました



白がハネにあいさつすると消しに行ってきた白の本体がサヨナラします

2で3でも当たりが利くので本体がサヨナラばいばいなのは変わりません



本体が生還するには1にぶつかるしかないですが

ここの2子が先手で抜けるので黒は大満足です

この辺でお互いに残り時間が5分ぐらいしか無かったので

その後のヨセはめちゃくちゃですが

一応作って数えるところまで行きました

何目差だったかは覚えていませんが何とか勝つことができました

30分切れ負けはマジで時間が一番の敵ですね

この碁の反省はここまで

この大会の碁はもう1局見る予定です